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エアコン2027年問題

2026.05.18
Category: その他

最近のテレビやラジオでよく耳にするようになった”エアコン2027年問題”。発端は2027年4月に家庭用エアコンの省エネ基準引き上げが予定されている(2027年度基準)ことにあります。「エアコンの価格は高くなるのか」「古いエアコンは使ってはいけないのか」等々不安視されています。

まず、2027年度基準対象となるのは、「壁掛ルームエアコン」で、室外機1台に室内機1台が対になっているものです。天井カセット形や床置形といった、いわゆる「ハウジングエアコン」や室外機1台に室内機が2台以上対になっている「マルチエアコン」は2029年に省エネ基準改定が予定されていますが、今回は対象外です。事務所などで適用される「パッケージエアコン」や「ビル用マルチエアコン」も対象外です。

2027年4月からは古いエアコンは使えなくなる・・・これは誤った情報です。すでにご使用になられているエアコンはそのまま継続してご使用いただけます。故障した場合も、メーカーで部品調達が可能であれば(メーカーの部品保有期間はおおむね10年程度です)、修理が可能です。

価格は高くなる・・・現在販売しているエアコンは、部品や人件費等の高騰に伴い、昨年より値上げされていますが、省エネ性能の向上に伴い価格は更に上がると思われます。一方、光熱費の削減が期待されるので、一概に導入費用だけで考えるのではなく、光熱費削減効果を含めた総合的な検討をされてみてはいかがでしょうか(経済産業省資源エネルギー庁 記事)。

上位モデルとスタンダードモデル・・・現行ラインナップされているエアコンで、2027年度基準に達しているのは上位モデルと一部の中位モデルだけです。その他の中位モデルやスタンダードモデルは未達で、これらの製品のメーカーの生産・出荷は2027年3月までに順次終了の予定です(正式なリリースはありません)。このままでは2027年度からは上位モデルしか販売できなくなりますので、2027年度基準に到達するスタンダードモデルの開発が期待されますが、現時点でそのようなニュースリリースはどのメーカーからも出されていません。

以上のように、2027年度基準は家庭用の壁掛エアコンが対象です。現行モデルよりも販売価格は上昇すると懸念されますが、省エネ性向上による光熱費削減効果が期待できます。エアコン使用時間は年々長くなっていますので、削減効果は大きくなると想定されます。一方で、省エネ性能が現状のままであれば、中位モデルやスタンダードモデルのエアコンは2027年度は販売できませんので、付加機能が多くついた上位モデルのみの販売となり、導入費用に対する光熱費削減効果はかなり薄まってしまうでしょう。2027年度基準に到達するスタンダードモデルの開発・生産・出荷が期待されます。これについては、メーカーからの正規リリースが出ましたらお知らせします。

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